おくりびと達
四万十町地域おこし協力隊のアオイです。
今日は仲良しのおんちゃんのお母様のお葬式でした。
集落の人々が集まり、朝7時から準備が始まりました。
これ、何してるかわかりますか?
実は竹で箸を作っていたんです。
全部で100膳(!)
これはこの地域のお葬式の風習だそうで、長く生きているおんちゃんの中には箸作りの名人もいました。
竹で籠を作る様子
竹の雄雌竜(目だけ描かせてもらいました。)
紙吹雪も作っていました。
この後、写真は無いのですが、棺の中も外も花が飾られ、旗や竹の竜、紙吹雪が舞い、沢山の人達が故人を見送りました。
こんなに故人の為に心を尽くしたお葬式を私は初めて見ました。
とても感動しました。
これならきっとおんちゃんのお母さんも悔いなく笑いながら天へ旅立てたと思います。
今は葬儀場で淡々と済ませるお葬式も増えてきているそうですが、これからもこんな素敵な風習が残り続けると良いなと思いました。